マイクラのfillコマンドでブロックを置く方法
元のブロックの処理を指定しよう
以前、ブロックを一つだけ置くsetblockコマンドについて解説しました。
その際にも、元のブロックの処理という項目があり、説明をしました。
replace、 destroy、keepの3種類の処理のしかたを指定できるということでしたね。
fillコマンドでは、上記の3種類の他に、hollow、outlineという処理のしかたも指定できます。
replace | 元のブロックが消えてコマンドで指定したブロックが置かれる。 |
destroy | 元のブロックが壊れてアイテムになり、コマンドで指定したブロックが置かれる。 |
hollow | 範囲を指定したブロックで埋め、一番外側をのぞいて空気ブロックに置きかえる(かべ、ゆか、天井ができて内側は空洞になる) |
keep | 元のブロックが空気ブロックの場合、指定したブロックが置かれる。元のブロックが空気ブロック以外の場合は、置き換わらずそのまま。 |
outline | 範囲の一番外側だけを指定したブロックに置きかえ、内側はそのまま。(かべ、ゆか、天井ができて内側は元のブロックのまま) |
またreplaceは、範囲内の特定のブロックだけを置きかえるように指定することもできます。
元のブロックの処理をいろいろ実験
まず水色の羊毛ブロックを置き、そこへガラスブロックをfillコマンドで置きます。元のブロックの処理をいろいろ変えて、どのようにブロックが置かれるか実験してみました。
クリエイティブモード、世界のタイプはフラットにしてワールドを作り、リスポーン地点付近で東を向いて、コマンドを入力し撮影しています。
↓水色の羊毛ブロックを(7 -58 0)に置いたところ。
ここへ、fillを使って、置き始める場所の座標(5 -60 -2)、置き終わる場所の座標(9 -56 2)のはこの形(立方体)に、白色の色付きガラスを置きます。(透明のガラスブロックは置かれているかどうか見分けにくいので色付きガラスを使用)
白色の色付きガラスのブロックIDは stained_glass です。
X座標 | Y座標 | Z座標 | |
置き始め | 5 | -60 | -2 |
置き終わり | 9 | -56 | 2 |
同じように実験をやってみたい方へ
一回一回、置いたブロックを片付けたり、水色の羊毛をちょうどいい場所に置いたりするのは手間なので、次のコマンドを使うと便利です。コマンドブロックを使える方は、下記のコマンドを設定したコマンドブロックにボタンをつけたものを用意してから実験をするともっと便利ですよ。
置いたブロックを全部消すコマンド
/fill 5 -60 -2 15 -56 2 air
水色の羊毛を所定の位置に置くコマンド
/setblock 7 -58 0 wool 3
実験のもよう(動画)
replace
/fill 5 -60 -2 9 -56 2 stained_glass 0 replace
destroy
/fill 5 -60 -2 9 -56 2 stained_glass 0 destroy
hollow
/fill 5 -60 -2 9 -56 2 stained_glass 0 hollow
keep
/fill 5 -60 -2 9 -56 2 stained_glass 0 keep
outline
/fill 5 -60 -2 9 -56 2 stained_glass 0 outline
もとのブロックの処理の入力は省略できます。
省略した場合は、replaceと入力したのと同じ結果になります。
replaceで特定のブロックだけを置き換える
replaceは、1種類のブロックで指定する範囲を埋めつくすのが基本の使い方です。
このreplaceに、入力する項目をつけ足すことによって、特定のブロックだけを別のブロックに置き換えることができます。
ブロックID | データ値 | ||
オークの木材 | planks | 0 | |
マツの木材 | planks | 1 | |
アカシアの木材 | planks | 4 | |
ダークオークの木材 | planks | 5 |
/fill 5 -60 -2 9 -56 2 planks 4 replace
と入力すると、全部がアカシアの木材に変わってしまいます。
/fill 5 -60 -2 9 -56 2 planks 4 replace planks 5
しかしこのように、planks 5(ダークオークの木材)と後に追加すると……
ダークオークの木材だけがアカシアの木材に変わります。ダークオークの木材以外はもとのままです。
今度はplanks(オークの木材)だけをplanks 1(マツの木材)に変えます。
/fill 5 -60 -2 9 -56 2 planks 1 replace planks 0
上記のコマンドで最後の0をつけないと、ブロックIDがplanksの全部のデータ値のブロックがマツの木材に変わります。
オークの木材以外はもとのままです。
fillのコマンドを使おう
fillのコマンドについて、画像や動画をたくさん使って説明しました。
実際にマインクラフトのゲームの中で、座標をメモしながらブロックを置いてみると、理解しやすいと思います。
この後、整地についてもう少し説明を加える予定です。
そして、コマンドを使って小さな家を作ります。ぜひ次の記事もお読みください!
ディスカッション
コメント一覧
とてもわかりやすい説明で動画もあって良かったです!
記事への感想ありがとうございます。マイクラおもしろいですよね!